2015年01月10日

1月は故障多発月間です。ご注意を!

様、明けましておめでとうございます。

いつも数あるパソコンサポート業者からこの小さな当社を選んで下さり、感謝に堪えません。
今年もパソコンの販売設定トラブル解決出張教室システム構築コストダウンなどなど、皆様のご要望にお応えして参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

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さて、1月です。
意外に思われるかもしれませんが、1月は一年のうちでパソコンの故障が一番多い、言うなれば「故障多発月間」です。
その中でも最多の症状は「ハードディスク故障」で、次は「基板故障」と、かなり重篤な故障が特にこの月に増えるのです。

この時期特有の原因はおおまかに分けて三つです

1,空気の乾燥による静電気。
ノートパソコンを持った時や、パソコンから周辺機器のケーブルを抜き差しする時、手や衣服が露出しているコネクターに触れ、そこから静電気が内部に侵入して基板(の中のICチップなどの部品)を壊す。

2,温度差による結露
パソコンを温度の低い部屋から暖かい部屋に持ってきて、そのまま電源を入れると、基板に出来た結露でショートを起こし、基板を焼損する。

3,低温
寒い部屋に置いていて冷え切った状態のパソコンの電源を入れると、高速回転(5400〜1万回転/分)するハードディスクの潤滑剤が固くなっていて、正常に回転しなかったり、傷が付いたりする。傷は少しずつ広がり、やがてデータの読み書きに支障をきたす。

くれぐれもご注意下さい。寒い部屋に置いていたパソコンは必ず部屋が暖まりきってパソコンが冷たくなくなるまで電源を入れず、暖かい部屋に持ってくる場合は袋に入れるなどして密閉し、部屋の温度になじませてから出すようにしましょう。
実はパソコンにも車と同じく「暖機」が必要なのです。

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ちなみにハードディスク故障の典型的な症状は、

1,パソコンが起動すると「CHKDSK〜」と書いた画面が立ち上がり、何やらチェックしている(ハードディスクの自動チェックをしている。Windowsのみ)。
2,パソコンの動きが極端に遅くなる。起動にも時間が酷くかかるようになる。
3,「データの書き込みに失敗しました」などとメッセージが頻繁に出る。
4,「カリカリ、カリカリ…」と、パソコンの中から一定周期を刻むような小さな音がする。
症状が進むと
5,起動途中で止まってしまう。
6,「Windowsを起動できませんでした〜」とメッセージが出る。
7,パソコンの電源を入れた直後に青い画面(ブルーバック)になる(Windowsのみ)。
8,「コキン、カキン!」などと大きな異音がする。


ですので、2〜4くらいの症状が出たら、なるべく早くご相談下さい。その段階ならば、データも救出でき、パソコンを再セットアップしないで済む可能性が高いですが、これが5〜8段階になるともはや末期症状で、中のデータの全損失という悲惨な結果になる可能性が高まります(データ救出専門業者に依頼し救出できたとしても最低で10万円程度の料金が必要)。
人間と同じく「早期発見、早期治療」なのです。

基板故障は、場合によっては表面の半田付けされている部品を交換することも可能ですが、多くは原因箇所を特定出来ず、基板そのものの交換となってしまいます。

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ハードディスク交換は2万円前後(故障が軽度で、再セットアップなしの場合。旧ハードディスクからデータを吸い出し、新品のハードディスクにそのまま書き戻してパソコンに組み込む)、3万円前後(故障が重度で、再セットアップが必要な場合。データを可能な限り吸い出し、再セットアップの終わったパソコンに書き戻す。いろんな再設定も必要)と、メーカー修理の半額以下です。

基板交換や液晶交換なども3万〜5万程度と同様の格安修理(こちらが安いのではなく、メーカー修理が高すぎるのです)を行っております。部品の価格や分解の難易度によって金額は前後しますが、ほどんどの故障は当方で修理は可能です。

メーカーの見積金額にびっくり。「買い換えるしかないか…」とお思いの皆様。あきらめずパソコンサポートオーノにご相談下さいませ。
posted by パソコンサポートオーノ at 21:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

主流でないものを勧めるなら責任を持ちましょう。

々の記事です。


別に休業していたor廃業したわけではありませんのでご安心ください。

去年は本業の他にも、地元・大沼の観光協会に関わって観光地図の制作やら、システムの構築やら、地元の雑用やらで多忙を極めておりました。
まぁ、私のような移住者(生まれも育ちも大阪です。ハイ)にとって、地元に深く関わる機会というのは大切ですから。


さて、当店ではいろんなご相談事だけでもお受けしております(フリーダイヤルではないため、原則として相談料は頂いておりません)が、よくあるのが、

「パソコンに詳しい知人にソフトを入れてもらったけど、その人が引っ越してしまって使い方がわからない」

とか、

「IT企業に勤めている息子に組んでもらったパソコンが調子悪くなったけど、息子は転勤して家にいないので、どこに修理頼んでいいかわからない」

とかいう、言わば

「パソコンに詳しいお知り合い」

絡みのご相談です。


アマチュア時代の私もそうでしたが、特にメカ好きの人はパソコンをある程度使えるようになってくると「もっと速くしたい」とか、「もっとカスタマイズしたい」などと興味が沸いてくるものです。

そして、いろんなパソコン雑誌を読みあさって知識がついてくると、そのうち自分のパソコンだけでは飽き足らなくなって、家族や友達のパソコンまで触りたくなり、口を出したくなります

「この設定じゃパソコンが遅いよ。もっと速くしてやるよ」

とか、

「このソフト、使わないなら削除した方がいいよ」

とか。


まぁここまではそんなに実害はないのですが、人によっては、


「インターネットエクスプローラーやアウトルック使ってるなんて危険だよ。ファイヤーフォックスとサンダーバードが安全だからそっち使いなよ!」

と、一般的でないブラウザ(インターネットを閲覧するソフト)やメールソフトを勧めたり、

「パソコン買うの?ノートパソコンなんて駄目だよ。拡張性に優れた自作パソコンが一番だよ!」

「ウインドウズなんて古いよ。直感的で使いやすいマックを買うべきだよ!」

とか、自分の趣味を押しつけてきたりする場合が多々あります。


もちろん、こういった人々の主張は全くの間違いではありません。
しかし、パソコンの世界全体から見れば、あくまで主流ではなく少数派の意見なんですよ。特に初心者〜中級者の場合は。


車で言うなら、「安全性が高いからドイツ車!」「デザインがいいからイタリア車!」などと、気軽に外車を勧めるようなものです。
もしトラブったら、どこの整備工場でも処置できる日本車のようにはいきません。


ウインドウズパソコン、インターネットエクスプローラー、アウトルックなどはユーザーも多いので、使い方や設定など分からないことがあっても周りの誰かが知っていることでしょう。
メーカー製パソコンにはメーカーのサポート窓口があって、だいたいの質問には答えてくれますし、故障診断や修理も簡単です。

ところが、ファイヤーフォックスやサンダーバードやマックになると、少数派なのでそれらの知識を持っている人も少ないということになります。
使い方や設定など分からないことを聞きたくとも、答えられる人が周りにいないかもしれない。
自作パソコンに至っては部品ごとにサポート窓口が違い、故障診断や修理にも一苦労です。


「少数派」を選択するには、それなりのリスクがあるのを覚悟しておかなくてはなりません。


だからこそ「パソコンに詳しい人たち」は、その「少数派」を勧めたからには後々までちゃんと面倒を見るという責任を持ってもらいたいのですよ。

自分や一部の限られた人しか面倒を見れないようなものを勧めておいて、買わせておいて、そして後は知らんぷりというのは無責任以外の何物でもありません。


これを読まれている方々にも、肝に銘じて頂きたいと思います。


まぁ我々のようなサポートのプロは、そういった方々の「お陰」で仕事になっている面もあるっちゃぁあるんですけどね。
posted by パソコンサポートオーノ at 00:15| Comment(0) | トラブル解決 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

「ごみ箱に保存」しました。


皆さんは、自分のパソコンに入れたファイル(データ)が「どこにあるか」把握していますか?


大抵は「マイドキュメント(Vistaなら「ドキュメント」)」デスクトップでしょうが、使うソフトによっては結構分かりにくいところに保存されてしまって、ファイルの移動や救出の時に難儀することもあります。

また、お客様によっては、ファイルの保存場所という概念を理解されておらず(まぁ理解せぇと言うのも難しい話なんですが)「エクセルのデータなんだからエクセルに保存されてるんじゃないの?」なんて答えが返ってくる場合もありますしね。


先日お伺いしたケース。


パワーポイントで、幼稚園の卒園式に流すスライドショーを作りたいのでその方法を教えてほしいとのご依頼です。


最近の幼稚園や保育園では結構パワポが役に立ってるようで、紙芝居なんかもパワポのスライドショーで作り、プロジェクターや大型テレビで子供たちに見せているらしい。

絵本や手書きの紙芝居や、いいところOHP(透明なフィルムに書かれた絵や図面を投影するやつ)で育った世代には隔世の感がありますな・・・。

で、今まで撮り貯めたデジカメの写真を、文字と一緒にアニメーションも盛り込んで流したいとのこと。


まずは候補の画像を全部出してもらって、先生方にチョイスしてもらわねばなりません。

「さて、画像データはどこにありますか?」と先生にお聞きすると・・・

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posted by パソコンサポートオーノ at 23:35| Comment(0) | 使い方の解決 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月23日

プリンター(ブラザー・マイミーオ)を分解・修理してみる。

プリンターを分解、修理しました。

↓こいつです。ちなみにお客様のではなくウチのです。
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一般的なユーザーに人気があるのはキヤノンやエプソンか、テレビショッピングなどで必ず出てくる「hp(ヒューレット・パッカード)」あたりでしょうが、コレはちとマイナーなメーカー・ブラザー(日本じゃミシンが有名ですし、業務用FAXとかは北米でかなりのシェアです。念のため)の複合機MyMio MFC-830CLWNです。


一般的な複合機は、プリント、スキャン、コピーといった機能を持っていて1台3役以上をこなせる便利グッズですが、こいつは更なる特徴として、

・ネットワーク印刷対応で、ケーブル差し替えなしに複数台のパソコンから印刷できる。
・コードレス電話(しかも子機2台)も内蔵している。
・もちろんFAXもついている。


FAXの買い換えを考えていた時、近くのヤマダ電機で見かけた19800円の処分品を衝動買いしてしまったのでした。はっきり言って写真画質は悪い(現行の機種ではかなり良くなってます。これも念のため)ですが、写真印刷には別のプリンターを使うし、問題ありません。

それから2年半。インクのかすれが目立つようになり、やがて各色ともヘッドクリーニングをしても線が入るようになってしまいました。
そしてクリーニングを繰り返しているうちに、廃インクパット(廃インクタンク又は廃インク吸収パット。ヘッドクリーニングなどで使った余分なインクを吸収する)が満タンになってしまったとの表示が・・・。

こうなるとメーカーに送り返してその「廃インクパット」を交換するしかありません。プリンターならいずれは出てくる「修理宣告」です。

得てしてプリンターというものは使用頻度が少ないほど故障を起こしやすいのですが、ウチのこやつはチラシや仕事用の書類印刷などでほぼ2〜3日おきには使い、おまけにFAXという役目も背負っていますから、運動不足でも過労でも良くないのは人間と同じのようです。

そして早いとこ修理に出すべと思ってブラザーのウェブページを見ると、なんと修理代金が一律12600円!確かに多機能な複合機ではあるけど、それでも高い!

そう思っていたら、なんと知り合いから「スキャナー部分が壊れて買い換えたから古いの捨てたいけど、何とかならないか?」と、似たような機種を引き取ったのでした。
調べてみると、発売時期がほぼ同じで形も似ているブラザーMFC-615CL。確かにスキャナーは動かないが、印刷は全く問題ない。ということは、

これの廃インクパットとか部品を移植できんだろうか?
よっしゃ。バラしてみたれ!どうせこれで壊しても修理代は同じや!

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posted by パソコンサポートオーノ at 20:50| Comment(4) | 修理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする